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【学】満蒙開拓の歴史を知る〜番組上映 & 胡桃澤伸さんのお話〜 2018.4.5-4.6

2018年5月10日 から soupnoyorozuya | 【学】満蒙開拓の歴史を知る〜番組上映 & 胡桃澤伸さんのお話〜 2018.4.5-4.6 はコメントを受け付けていません

満蒙開拓を知る

以下はそれぞれ、ビデオ上映後の胡桃澤伸さんのお話です。

最後に、当日お越し頂きました、かにた婦人の村 名誉村長 天羽道子さんより、

下記のお手紙を頂戴致しましたのでご紹介させて頂きます。

 

去る4月5日、6日夜に催してくださいました「満蒙開拓についての番組上映とお話」をありがとうございました。2日目の最後にひと言感想を述べさせて頂きましたが、大変不十分でもう2週間も経ってしまいましたが更にひと言付け加えさせていただきます。

  • 知らなかったことに対する自責の念。

2月10日テレビ朝日で放映された「祖父が見た満州の夢」を拝見して、本当に大きなショックを受けました。私自身が小6二学期から高女卒の5年間暮らした新京の郊外で起こされていた開拓団の入植と敗戦直後の悲劇を初めて、本当に初めて知ったのでした。

  • 「国策」ということについて

1)侵略をして植民地化すべてが国策としてなされ、しかしその地で生まれ育った者は疑うことなく当地で起こった満州事変から日中全面戦争を受け止めていたことに改めて気付きます。国策の中で動かされてしまっていたのです。ただ満州の大地を愛し、中国の人々、朝鮮の人々ともお付き合いをしながら・・疑うことなくです。

2)「国策」はいかに庶民を傷つけたか。一人の人の“いのち”、尊厳と人権は無視され“もの”として扱われてしまっていたこと。そして国は彼ら、彼女らを捨ててしまったこと。この事を満蒙開拓団に見、日本国「慰安婦」に見、この歴史を決して繰り返してはならないことを改めて痛感した二夜でした。

3)そして今日の国策、危惧に満ちた国策に対して、敏感かつ積極的に反応しなければならないことを先の歴史に深く学ばなければならないと痛感しています。アベ NO THANK YOUの意義がここにあることも改めて強く思わされた二夜でした。

思いを言葉にすることの難しさを痛感しながらもひと言付け加えさせて頂きたく存じます。

積極的かつ具体的なご活動に敬意を表しつつ、乱筆のままお許しください。

かにた婦人の村 名誉村長 天羽道子