第30回 「走れ介護タクシー」

 今回のテーマは、講師にお招きした安宅 温さんの著書からずばりそのままいただいて「走れ介護タクシー」です。
まだまだこの地域では聞きなれない介護タクシーって何? どう「医療と暮らしを考える会」とつながるの?と、とまどわれる方もいらっしゃるかと思います。
介助を必要として、必要最低限の寝たきりでない生活を続けようとしたときでさえ、利用がままならない介護保険の問題をあぶりだしてくれるのが、「介護タクシー」の問題です。

 介護保険は始まって2年が過ぎ、私たちの生活に少しは身近な制度となってきつつあるところですが、利用者の視点と取材者の視点を持ち、ケアハウスの仕事場から発信を続ける安宅温さんと共に、参加者の皆さんと、もっと暮らしやすい社会にするための医療・介護保障について考える機会を持ちたいと思います。
単に通院介助や移送介護だけでなく、真に生活援助の介護タクシーをこの地域にも走らせたいものです。

☆☆☆ 講師: 安宅温さんの紹介 ☆☆☆

視聴覚障害者の読書ボランティアを経て、カセットテープ「声の本」の製作、発行を行う。
1991年より有料老人ホームに入居、現在香川県のケアハウスに在住し、共同通信社からの配信により「老人ホームにすんで」の連載をはじめ、「父の過去を旅して―板東ドイツ俘虜収容所物語」「住んでみた老人ホーム」「使ってみた介護保険」「走れ介護タクシー」などの著書を執筆。共著に「今だから話そう 沈黙の時効」。
日本ペンクラブ会員。

日時 : 2002年7月20日(土) 午後2時より5時まで
場所 : 花の谷クリニック 外来ホール
    千葉県南房総市千倉町白子2446
参加費 : 500円
問い合わせ先 : 0470-44-5303

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