第11回 「在宅介護」 ~栄養の面から考える~

 在宅介護の三大関心事である食事、排泄、入浴ケアの一つである食事に関して、特に・・・栄養の面から考える・・・をテーマにしました。

      多くの職種の皆様の御参加をお待ちしています。

【事例検討1】
 65才 女性
  報告者: 安房医師会病院訪問看護センター
  診断: 高血圧症 気管支喘息 知的障害
 
 H9年、肺炎にて自宅療養後、その前までは歩行し身の周りの事は自分で行っていたが、寝たきりとなり食事も要介助、失禁状態となりオムツを使用するようになる。
 H10.2.16~ H10.3.3、肺炎のため安房医師会病院内科病棟入院となる。
入院後より嚥下困難出現し、食事に1時間かかるため2回食/ dayにて摂取。
 H10.3.3 より訪問開始となり経過みていたが、最近るいそうがみられ、食事摂取時むせあり、飲み込みも悪くだらだら流れてしまう事が多い。
現在食事はトロミアップを使用、水分補給はアイソトニックゼリーを使用し、補助時にテルミールソフトを使用して様子をみている。

<検討したいこと> 栄養面の管理について。助言をいただきたい。

【事例検討2】
 40才 男性
  報告者: 亀田総合病院在宅事業部
  診断: 脳腫瘍(第4脳室神経上位腫)の術後
 
 これまで再発し計3回手術を施行。最終手術は5年前で、その後誤嚥性肺炎で入院。
退院し当在宅事業部で訪問開始時は、意識障害はないものの、運動障害と嚥下障害があり、ほぼ寝たきりの状態であった。
これまでの経過につき報告する

【栄養評価について】 亀田総合病院管理栄養士 松本菜々さん のお話
 患者一人一人の必要栄養量は様々であり、外見だけで判断できるものではありません。
 種々の身体状況や疾病状態により異なり、それぞれに評価が必要だと思われます。 症例を挙げてその必要性について考えたいと思います。

日時 : 1998年10月13日(火) 午後7時より
場所 : 花の谷クリニック
    千葉県南房総市千倉町白子2446
参加費 : 300円
問い合わせ先 : 0470-44-5303

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