第3回 「安房地域における保健、医療、福祉の現状」

【事例検討1】
 71才 男性
  報告者: まごころ訪問看護ステーション 野宮弥生
  病名: 脳梗塞後遺症、腰痛胃椎間板ヘルニヤ、心房細動、慢性心不全
  家族: 妻と同居人の女性との3人暮らし

 腰椎変形による神経根障害なため、疼痛、下肢筋力低下を呈し歩行不能となる。
当初、妻は痴呆があり、介護どころか自分の排泄の始末もできない状態で、本人も意欲に乏しく寝たきりになる可能性が大きかった。
 平成8年6月13日より訪問看護開始し、早期に福祉サービスの導入が得られたことで、現在は、週1回デイケア、週1回訪問看護が関わり、リハビリを行ない、平行棒でのつかまり歩行、いすの背もたれにつかまり立位、足踏み運動が可能となった。しかし、現在、新たな問題も生じてきている現状なので、今までの過程を振り返り、ご意見をいただいて今後の関わりに生かして行きたいと考える。

【事例検討2】
 83才 女性
  報告者: 白浜保健所 戸辺誠
  病名: 痴呆症、高血圧1人暮らし
  家族: 一人暮し

 物忘れがひどく(長谷川式10/30点、’97.1.21現在)、調理、更衣、入浴、部屋の掃除等身の回りのことを自分ではほとんどしないため、近所に住む妹夫婦が面倒を見ている。
日中は妹夫婦や同じく近所の弟夫婦のところに行って、話をしたり、手伝いをして過ごす。痴呆症、高血圧の治療が必要であり、また地域リハビリ・デイサービス・給食サービス等の保健福祉サービスの利用も検討されたが、それらに対し本人が強い拒否反応を示すため導入できず、適切な治療につながらない上に、妹夫婦の介護負担も大きい。
 現在保健婦が月1回、本人と妹夫婦に対し家庭訪問を行ない、状況を把握している。
 このように保健・福祉・医療による援助が必要であり、サービスの利用が可能であるが、本人が希望しないケースや家族に対し、どのような援助やアプローチが考えられるか。

☆ 安房地域における保健、医療、福祉の現状
  安房保健所 藤木所長

『安房地域における保健、医療、福祉の現状』 について、安房保健所藤木所長よりお話しいただきます。
その後皆様と、意見、情報交換の時間を予定しています。

日時 : 1997年6月17日(火) 午後7時より
場所 : 花の谷クリニック
    千葉県南房総市千倉町白子2446
問い合わせ先 : 0470-44-5303

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