***医療と暮らしを考える会について

 「在宅医療を考える会」は、1997年2月から始まりました。在宅医療をすすめるために、病院、診療所、訪問看護センター、老人福祉施設など様々な施設や立場の専門職が交流し、テーマを決めて学びあうことを目的としてスタートし、4年間の間に23回の勉強会を重ねてきました。

 在宅を含めて「医療」を考えていくには、医療そのものの手法を考えるだけでなく、「家で暮らす」そのための総合的な支援について考えることが必要になります。
病気を持ちあるいは病人をかかえ、私たちが「家で暮らす」とはどういうことかを改めて問い直す視点が重要です。病人が入院したら受けることができる医療、患者が病院に求めて出かけていく医療ばかりでなく、人が普通に暮らしていくうえで必要な身近な医療を考えるには、医療者と医療の受け手が垣根を越えて、「暮らし」について考える場が大事ではないかと感じています。

私たちがこの地球上で暮らしていくとはどういうことなのか、
この世に命を得て、いずれ去っていくとはどういうことなのか。

 今後さらに幅広いテーマで、様々な分野や立場の人たちがつどい、語り合える場となりますよう、会の名称を「在宅医療を考える会」から「医療と暮らしを考える会」に変更したいと思います。
これまで、この会に参加してくださった多くの皆様に、引き続きご支援ご協力いただければ幸いです。
興味ある方をお誘いあわせご参加くださいますよう、お待ちしています。

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