書評者:山崎 章郎(ケアタウン小平クリニック)
◆明るい悪戦苦闘ぶりが面白い
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いささか意表を突かれた本であった。書名から伝わってくる第一印象は,誠実に地域の有床診療所で緩和医療に取り組んでいる人々からの,真摯な問題提起が詰まった本なのではないか,つまり,よく理解できるけれども,問題の重さゆえに,読むほうの気分も重くなってしまうような本なのではないか,ということだったからである。そう覚悟して読んでみた。しかし,まず筆者が一読して感じたことは,この本は面白いということであった。
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週刊医学界新聞 第2800号 2008年10月