チームの中での言語聴覚士の役割とマネジメント

講師:藤林真理子 (初台リハビリテーション病院言語室長)
2004.03.13

 はじめに、「リハビリとは、毎日の生活の中で自立を目指した訓練こそがリハビリなのである」という言葉で始まった通り、初台リハ病院は、病院を感じさせない雰囲気がある。患者さんに寝巻き姿の人はいない。皆、洋服を着て出歩いている。患者同士が立ち止まって話しをする姿は、どこにでもある街中の光景だ。家で生活しているように、病院生活を送っているように見えた。
 今回の主旨は、言語聴覚士のマネージメントという事で、専門的な内容については、正直、私の頭では理解不能だったが、医療現場で他職種から重視されたのは、「患者と家族のコミュニケーションの確保」「患者、家族の一人一人のトータルなあり方を支える」という事。病気や障害に差はあっても、患者を取りまく全ての人には、大変な生活の変化があると思う。今は日常の生活に不便はないが、いざ自分がそのような状況におかれた時は、何を思うのだろうか?健康である事が、当たり前で毎日過ごしていると「自分が・・・」と思う事はないかもしれない。患者が不安を抱いている以上に、家族にも不安やとまどいがあると思う。患者、家族の負担を最小限にするためにも、多職種の連携、統一したケアの提供、ケアに携わる者のマネージメントが必要だと感じた。
 講師は、40年現場で働いてきた実践のある言語聴覚士である。そんな講師が考える医療スタッフに必要なものは、・コミュニケーション能力・分析能力・想像力・演技力である。どんな職業でも、相手に合わせる能力が必要だ!!という事でした。常に、マネージメントの向上を計るために、互いの介助場面を見合い、患者に関わる際のアドバイスの提供や情報交換をする努力を、スタッフ同士が取り組んでいるそうです。
 患者や家族の気持ちのあり方に共感ができ、生活に目を向け、その人の環境に整えていくのは難しい事かもしれないが、少しでも適切な役割を果たす事ができたら・・・と思う。その人の「あり方」を知ってこそ、援助の方法が生まれてくるのかもしれないと思いました。

介護職:青木美由希

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