リハ看護こそ看護の原点

講師:丸山みつ (茨城県立医療大学看護師長)
2004.02.21

 今回の講師の先生は、様々な科を経験した上での視点からのリハビリテーション看護の講義をしていました。リハ看護こそ看護の原点とと言うように、常に患者様や家族にとって、医療者の日々の関わり・看護がリハ看護に繋がっていると思いました。リハ看護というと今までは、回復期にある患者様や家族への退院に向けての看護を思い浮かべることが多かった気がします。またリハ看護と言う言葉もあまり聞き慣れなかったです。しかし、講師の先生は、リハ看護の特徴として診療の補助・生活の援助・また他職種と協働でケアの提供、いわゆるチーム医療、と提示してありました。今まで看護とは・・・と教わってきた内容がリハ看護だったのです。急性期・維持期・回復期・終末期に分けられ様々な角度からリハ看護は捉えられていました。
 終末期におけるリハビリテーション看護の役割として清潔ケアや疼痛緩和等が上げられ、その他にもどの様に最期を見守るか?、在宅でなくなったときの手続き等も組み込まれると聞きました。終末期のリハビリテーションという捉え方がとても幅広いものだと思いました。入院時に病院でとるアナムネーゼや日常の会話から、患者様や家族がどのようにしたいのか・どんな思いを持っているのか、ということを知ることが、終末期リハビリテーションにおいてリハ看護の基本となってくるのではないかと思いました。講師の先生の病院では入院時に自宅写真を持ってきてもらい、退院後の生活に向けての検討時に考慮していくと話されていました。終末期の患者様の中には自宅で過ごしたい。と話される方が少なくありません。しかし、回復期と違い、自分でリハビリテーションにより日常生活を行っていけるようになるというのは実際難しい状態にあります。そのため家族の協力が必要になってきます。在宅を希望されていても状態の変化等により難しい部分はあります。また終末期は、回復期と違い限られた期間の中でのリハ看護が必要になっていきます。今回の講義を聞いて終末期における退院、外泊等に対して在宅療養を希望されている方に対して、状態の変化に応じてですが、早期から終末期リハを基本に回復期、急性期リハ看護も重ね合わせていくことで、よりよいリハ看護が出来るのではないかと思いました。

看護師:長谷川洋子

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