起業を通しての地域ネットワークづくりとマネジメント

講師:座小田孝安 ((株)シダー専務取締役)
2004.02.07

 作業療法士でありながら、現在は株式会社リハビリテーション科と自ら命名する、(株)シダーの運営に携わる、座小田氏の講義を伺った。北九州を拠点 に、関東への進出もしている。組織には、通所介護、訪問看護ステーション、居宅支援事業、訪問介護を組み入れ、介護事業を一本化し、事業を展開している。座小田氏自身は、1986年から、訪問看護に同行する形で、訪問リハを行っていた。この経験には詳しく触れていなかったが、後の事業の運営にとって有益なものとなったようだ。(詳しくは、ノーマライゼーション実践学)また、交流の中から、デンマークを訪れる機会があり、コペンハーゲン大学付属病院、コペンハーゲン市立病院、トラネハーベン痴呆研究施設、高齢者の複合施設ソフィーズホームを見学し、施設や活動が子供だましでない事や、入所者や通所者が自由で生き生きとしていた事。自室でワインを飲んだり、本格的な機械や陶芸を行っていたり、賭け事をやっていたりと、「こんな所だったら、通いたいな」と思った事が、通所介護の礎になったと話す。そして、会社設立から約2年2ヶ月という期間で、最初3箇所だったデイサービスを2003年3月現在で12か所へと数を増やし、売上は2001年度16億円、2002年度24億円と伸ばし、現在も伸ばし続けている。
 今後は、座小田氏の考えによると、医療機関の求人はあと5年前後で、減少していくと予測し、残された市場は地域、在宅だと確信。地域で我々がやることは、通所、訪問、福祉用具、住宅改修、機能訓練事業、介護予防が挙げられるのに加え、高齢者から、知的障害者、発達障害、精神障害の方まで広がりを見せ、現在の医療型のカリキュラムでは、これからの時代に対応できないと思うと結ぶ。
 そんな座小田氏が造った施設、ぜひ見学してみたいと思った。

看護師:島塚喜美子

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