第4回 「痴呆症について」

【事例検討1】
 60才 女性
  報告者: 館山病院精神科病棟  新藤れい子
  病名: 精神分裂病、高血圧、高脂血症、脳梗塞、難聴
  家族: 一人暮し 娘が東京に居る 夫とは11年前に別れる
     患者は7人姉妹の3番目 姉妹は皆健在 両親は死亡

・ H 7.12.18~ H8.3.6 第2回目退院。その後週に1回の訪問看護と週に2回の外来通院。
・ 今回の入院と同時に、生活保護で生活をしている。
・ 身の回りのことは自分でできるが、かなりの難聴。(電話の対応がかなり困難の様子)
・ サラリーローンから借金があり、返金できず困っている状態。ローン会社からは訴訟手続移行通知状まできてしまい、患者は精神的にも不安定になりパニック寸前の状態。
安房支庁、ケースワーカー、Dr. Ns.でフォローしてきたこと、今までの過程を振り返り報告したい。

【事例検討2】
 70才 女性
  報告者: なのはな訪問看護ステーション
  病名: 糖尿病、アルツハイマー病、胃潰瘍、変形性脊椎症
  家族: 83才の夫と二人暮し

 数年前より某病院にて、糖尿病の治療をされている。治療内容はインシュリンの自己注射(1日2回朝・夕)でした。定期通院されておらず、血糖チェックもしていませんでした。
インシュリン注射液は嫁に出た娘が某病院より処方してもらい自宅に届けていたようです。
起立・歩行困難があり自室内いざっての生活で、トイレも間に合わず移動途中で排泄してしまうこともあると本人からの言葉が聞かれました。
 夫は、心疾患があり自律動作がやっとで妻の介護まではできないといった状態でした。
 本人・娘さんの希望で自宅に近いということで当ステーション母体へ受診の運びとなり、H9.7.4 より訪問看護開始となりました。まだ関わりが短く問題点も更に生じることが予測されますが、皆様からご意見をいただき今後の関わりに生かしたいと考えます。

☆ 膀胱洗浄にまつわる話いろいろ
  亀田総合病院 在宅事業部 小野沢滋先生のお話

日時 : 1997年8月19日(火) 午後7時より
場所 : 花の谷クリニック
    千葉県南房総市千倉町白子2446
問い合わせ先 : 0470-44-5303

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